【子どもバドミントン指導】子どもにバドミントンを好きになってもらうことが大切
「初心忘るべからず」
「〇〇をもっともっと楽しんで、好きになってください」
など、プロ選手が子ども達に語りかける言葉を聞いたことはありませんか?
バドミントンに関わらず、1つのことを続けていくと、なかなか勝てなかったり、厳しい練習など困難にぶつかることがあると思います。
このようなときに乗り越えるために、この競技をし始めたときなどに感じた「楽しさ」や「このスポーツが好き」気持ちが、大きな支えになることを知っているからだと思います。
高校卒業後にJリーグ入りを目指すもかなわず、大学、社会人を経てJリーガーとなったの方と話す機会があり、「プロを目指す子どもに、アドバイスをお願いします。」とお願いしたところ
以下のような答えが返ってきました。
「サッカーに愛情をもってください。私はサッカーがずっと好きで、強い愛を持っていられたからこそ、プロになれたと思っています。みんなもサッカーを愛してあげてください。」
なかなか独特な言い方でしたが、サッカーを好きな気持ちが強いことを表現してくれました。
競技を「おもしろい」「たのしい」「もっと試合をやりたい」と素直に感じるのは、初心者のうちが一番大きいと思います。
どうしても、上達を急ぐと熱が入りすぎて、同じ練習の繰り返しだったり、ハイペースな練習になったり、初心者には厳しいメニューになってしまう可能性があります。
競技が好きという気持ちをより大きく育てるためにも、初心者には上達を急ぐよりも、楽しむことを優先する指導があってもいいのではないかと感じています。
NHKの「ウワサの保護者会」という番組内で、週1日、好きなことを学ぶ日として、子どもが自ら学ぶものを決めて過ごす日を設けている学校の紹介がありました。
その番組内で、ある男の子が「好きなことを学ぶことで「学ぶ」ことの楽しさを知った。物事の見え方が変わり、何事も楽しんでやることが大切だとわかった。」
と話していました。
きっと好きになれば、多少嫌なことがあっても楽しむことを見つけて、乗り越えていけるのではないでしょうか。
指導者としては、上達を待つ作業は、難しいものになると思いますが、それを許してくれる保護者との関係が築ければチャレンジしてみるのも良いと思います。
クラブ参加して3か月経過した子ども達は、まだ目を輝かせて練習に参加してくれています。試合に出場するレベルにはまだまだですが、今の楽しい気持ちを忘れずに中学生、高校生、大人になってくれたらと願うばかりです。