【子どもバドミントン指導】子どもを平等に扱うことはとても大切
サッカー、野球などと違い、バドミントン競技はレギュラーと控えを区別することがないため、子どもが「ひいき」や「差別」を感じることは少ないと思います。
しかし、練習においては、出来る子と出来ない子でコーチの熱量が変わってしまい、「ひいき」や「差別」を感じる子どもがいることはあります。
私も「同じように接している。」「どんな子どもでも平等に扱う。」と思っていましたが、そのような感情を子どもに感じさせてしまい失敗をしてしまいました。
「大人しく真面目な子」と「練習中にふざけてしまう子」に交互にノックしている際に、どうしても大人しく真面目な子の反応がわからないため、近くに行って声掛けすることが多くなってしまったことがありました。
もう一人の子にもコート越しに、声掛けは続けていましたが、近くで熱心な姿勢が「ひいき」と感じたようで、「ノックが違う、ズルい」と言われていました。
もちろん、ノックの質に変化はありませんが、なにしろ未経験者であるため、シャトルの行方にバラつきが生じることがあり、それに不満が重なったようでした。
真面目な子と不真面目な子というレッテルが、私の感情に芽吹き、それが選手に伝わってしまったようでした。
それがチーム内にひろがれば、チーム全体がマイナスに作用してしまうことは間違えないでしょう。
不真面目でも、その子なりのベストを尽くすことが見えれば、しっかりと目を見て褒めることが大切でした。
人と比べるのではなく、『過去の彼と比べてどのくらい成長したか』を大切にしたいと思います。
それはプレーに限らず、いつもにも増して熱心であれば、「今日の練習への取り組みは素晴らしいね」や「毎週欠かさずに参加して偉いね」など、小さなことから褒めることも必要だと思います。
どんな子どもも成長していける気持ちを大切にして、指導者として、「公平さ」は意識的に取り組み必要があります。