競技未経験バドミントンコーチ奮闘記

競技未経験にもかかわらず、コーチとして小学生のバドミントンクラブを開設した者のブログです。

【子どもバドミントン】力強いスイングができない

せっかくバドミントンを始めたのだから、力強くスマッシュを打ちたいし、打ってほしいと思っています。

 

初めから誰もが力強くスイングできるわけではありません。

高い位置でしっかりシャトルを捉えるというのは、小学生中学年以下でボール遊びの経験が少ない子どもにとっては意外と難しいものです。

 

原因の1つにシャトルを捉えることに集中してしまい、捉えやすい体の近くまでシャトルを呼び込んで振ってしまう(野球の手投げのような)ことがあると思います。

 

では、どのような練習が効果的なのか実践した結果から紹介したいと思います。

 

 

1.素振りでラケットを速く音が出るように振ることを意識させる

 

シャトルがあると打つことに意識が向いてしまうので、素振りにします。

ラケットを高い位置でしっかり振ることだけに意識を集中させます。ラケットを高い位置で振ることができれば、低い位置で振った時よりビュンと力強い音が出るようになります。

力強い音が出ることによって、なんだか上達したような気分になるようで、この日の練習ではビュンと強く素振りしている子どもたちを見かけました。

 

この練習については、元バレーボール選手の栗原恵選手が、「ライオンのグータッチ」というテレビ番組で、スパイクが強く打てない悩みを抱える小学生の指導に、バドミントンのラケットを使用して行っていました。

 

他競技でも強く振るという動作に対して、この練習が効果的であるということだと思います。

 

2.シャトルを筒をネットを越えるように投げる

 

これも高い位置で筒を放たないとネットを越えないので、肘が前に出て手が伸びないようなスイングを改善することが期待できます。

 

この練習については、左手をしっかり上げて投げないと安定して筒が飛んでいかないので、左手を上げる練習にもなかと思いました。

 

素振りを真面目にやらない男の子には、好評でした。

 

3.棒を床で叩くように素振りする

 

面の向きなど気にせずにとにかく強く振るという意識を強くする練習で、筒よりも太さや長さもラケットに近い形に設計できるので、効果は期待できます。

新聞紙を丸めて実践しましたが、小学生3年生の場合は棒でチャンバラが始まるなど、私の指導不足もあり、私のクラブにはちょっと馴染まない練習になりました。

 

力強くスイングするには、高い位置でスイングすることが大切になります。まずはシャトルを打たない練習を取り入れてみてはどうでしょうか?

ただし、子どもたちはシャトルを打つことを毎回楽しみにしています。小学生低中学年の練習では、あまり長い時間の素振りは不向きのような気がしています。

自分のクラブにあったメニューを考えていきましょう。