競技未経験バドミントンコーチ奮闘記

競技未経験にもかかわらず、コーチとして小学生のバドミントンクラブを開設した者のブログです。

【子どもバドミントン指導】力の抜き方を教える困難です

子ども達にノックを続けていると、練習も終わりに近づくと特にオーバーヘッドストロークで空振りが増えることがありませんか?

 

「練習的にはハードではないので、集中力が切れたのかな?」などと想像していました。

 

しかし、子ども達のスイングを改めて見ると、想像以上に力が入っていることに気づきました。

力が入ったガチガチなスイングが空振りの原因でした。

これでは、腕が疲れ、自分の想像したとおりにラケットがスイングできなくなってしまいます。空振りが増えてしまうのも当然です。

 

練習を通して「力を抜いて!」や「リラックス」などの声掛けするが、なかなか理解ができないようでした。

 

「力を抜け!」私も子ども頃たくさん聞いた言葉でした。野球でピッチャーをしていて、ストライクが入らないとき、サッカーでボールを蹴るとき。

そのたびに、意味も理解できずに「うん」と首を縦に振ったものです。

「力を抜く」つまり脱力は、感覚的なもので、子どもには難しいようですね。

 

実際に見本を見せても、伝わるはずもない。力を入れた状態での腕の曲げ伸ばしで、理屈を教えたところで、競技で実践するのは難しい。

 

では、力が抜けて、運動している姿がカッコよく見えるのは、どのようなときか。

 

一連の動作がスムーズに動いているとき

 

ではスムーズとは、無駄な動きがなく、必要なところに必要なときに力が入っているときとなります。

 

初心者でも、少しくらいの経験でできるようなものではありません。

 

コーチとしては、「力を抜け!」という掛け声だけでは、どうにもならいないと認識して、感覚を掴むまで待つしかないのかもしれません。