【子どものバドミントン指導】ふざけてしまう男の子への対応を考えよう
「ほら、みんなサーブ練習しているよ。」
「今は、何の時間かな。」
やさしく声を掛けるものの、
練習中にふらふらとどこかに行ってしまったり、
友達にちょっかいだしたりしてしまい、
好きな練習に変えても、飽きて違う練習を始めたりと、
対応に困ってしまう子どもに出会う機会は必ずあると思います。
とりあえず、放置して、淡々と練習メニューをこなしていくことも一つの手だと思います。
しかし、学校でクラスに一人問題児が居ると、他の児童が新たな問題行動を起こす確率が高まるとも言われています。
チームに影響を与える前に対策を立てることは必要なことだと思われます。
まず、このような子どもの問題行動の原因は以下のことが考えられます。
①周りの関心を集めたい
ふざけることで、周りの子どもが笑ったり反応することで「承認欲求」を満たすため
②みんなの前で失敗するときの不安
恥ずかしい気持ちを隠すため、わざと変な打ち方や投げやりな行動をしてしまう
バドミントンクラブに所属する子どもの半数以上が女の子であることも影響しているのかもしれません。
かつての小学生時代の自分を見ているような気持ちになることもあります。
小学生4年生くらいから、何となく女の子前ではカッコいいとこ見せたい気持ちがあったような気がします。
では、対処方法ですが、
昔ながらの近所のおじさんがやっていたようにちゃんと叱るいうことも一つあると思いますが、
親でもなく学校の先生でもない大人がしっかりと目を見て説明すれば分かってくれると思います。今も昔も変わらず小学生はとても素直な子が多いです。
完全になくなるまでにはいかないかもしれませんが、問題行動は減ります。
全体だとふざけてしまうので、まだ試しているところですが、コート外で手の空いている保護者の方にマンツーマンで簡単な練習をお手伝いしてもらいました。
その時間は、集中して練習をしていました。
私の同級生でも、とんでもない問題児でしたが、競技を継続することで高校時代には県内では名前を知らない人がいないくらいに素晴らしいスポーツ選手になった者もいます。
その当時、根気強く指導した指導者を心から尊敬します。
「しっかりと練習すれば成長できる」という実感が得られることができれば、きっと大丈夫だと信じていますが、指導者として長い目で見ることが必要なことだと思います。